那覇市首里在住のKさんの父親はK家の長男でした。Kさんが学生の時に亡くなりました。そしてK家の祖父が亡くなりました。祖父と同居していたKさんは先祖代々からの仏壇と財産を守ってきた祖父が亡くなり、本来父親が継ぐはずだった仏壇と財産は、今度は長男としてKさんが守っていかないといけないと考えていました。しかし祖父の相続が発生すると父親の兄弟達がやってきて、祖父の財産をめぐって争いがおきてしまいました。他の兄弟は祖父名義の本家を長男の子であるKさんが継ぐことにして、それ以外の財産はすべて他の兄弟で分けるというのです。Kさんは他の兄弟（叔父叔母）に話合いを試みましたがうまくいきません。あげくの果てに本家も含めて相続人全員で分けようと言ってきました。 これまで、盆や正月といった、親族が集まる行事にはKさんの母親は長男宅としてもてなしをしてきましたが、本家で相続人同士が和やかに集まることもなくなり、祖父の相続をめぐって一族が争っています。